寝不足は"はげる"確率アップ?!睡眠と髪の関係について
こんにちは。
最近日付が変わる前に眠れる日が少なくなっていて、なんだか毎日寝不足な状態である。
朝起きた時も疲労感が取れてない気がするし、心なしか抜け毛も以前より増えた気がする。
「もしかして寝不足だとはげる確率があがるのだろうか…」
いきなり心配になってきたので睡眠と髪の毛の関係について調べてみることに。
今回のブログに調べた内容をまとめていくので、最近寝不足だという人に見てもらえればと思う。
- 寝不足の人はこんなにも多かった…
- 寝不足だとはげる確率が上がるのか
- 寝不足によってはげる原因とは?
- 22時~深夜2時は寝ておいた方が髪のためになる
- はげるだけじゃない!寝不足がもたらす影響
- はげる前に実施しよう!睡眠で意識したいこと
- 大切な髪のためにできるだけ規則正しい生活を心がけよう
寝不足の人はこんなにも多かった…
そもそも日本には寝不足の人がどのくらいいるのだろうか。
ブレインスリープが2020年に全国で実施した睡眠調査をもとに話していこう。
ブレインスリープは3月18日、全国47都道府県の男女1万343人を対象に実施した「睡眠偏差値」に関する調査結果を日本で初めて発表した。
2018年にOECDなどが行った調査によれば、日本人の睡眠時間は世界ワースト1位の短さであり、今回の調査によれば睡眠時間が平均6時間27分と、OECDの調査よりもさらに55分短いことが明らかになった。
引用:寝不足世界ワースト1位の日本、睡眠偏差値が低い都道府県と職業は?-BCN+R
いかがだろうか。
日本人は忙しいとよく聞くが、まさか睡眠時間が世界ワースト1位とは驚きだった。
しかも2018年にOECDが行った調査では平均が「7時間22分」だったのに2020年3月にブレインスリープが調査した時には「6時間27分」と約1時間も短くなってるもんだから、日本人の睡眠問題はかなり深刻なのではないかと思う。
ベストな睡眠時間はどのくらいなのか
よく、8時間睡眠が健康に良いと耳にすることが多いが、本当に8時間がベストなのだろうか。
疑問に思い調べてみたのだが、実のところこの8時間睡眠が適しているという学問的根拠は無いようだ。
様々な研究結果から言えることはあくまでも目安が6~8時間で、個人によっても差が出てくるため、日中に眠くなって困ることが無い程度が好ましいとのこと。
あ、そうそう。たとえ個人差があるといっても8時間以上睡眠をとる人は死亡リスクが上昇するという結果がアメリカの大規模調査によってわかっているそうなので寝すぎには注意しよう。
寝不足も良くないが過眠も良くない、ということで何事も「しすぎ」には気をつけたい。
参考サイト↓↓
寝不足だとはげる確率が上がるのか
では本題に入ろう。
日本人は寝不足の傾向が高いことがわかったわけだが、果たして寝不足だとはげる確率は上がるのだろうか。
調べてみると、はげる原因には様々なことが関係しているが、寝不足もそのうちの1つに含まれていると言われていることがわかった。
また、単発的な寝不足(1日や2日など)では、薄毛に繋がりにくいようだが、寝不足が慢性化しているとはげる可能性がアップするそうなので注意が必要である。
画像引用:インターネット利用によって人はハゲるのか!?|2016年|ショートリサーチ|レポート&データ
ちなみに、睡眠時間が3時間未満の人の気になる体の症状がまとめられたグラフを発見したので見てほしいのだが、やはり「薄毛、抜け毛」の項目においても睡眠時間が少ない人の方が割合が高いことがわかる。
寝不足によってはげる原因とは?
なぜ寝不足だとはげる確率が上がってしまうのであろうか。
その原因について調べていると、自毛植毛の親和クリニック公式サイトで寝不足ではげる原因について書かれたコラムを発見した。
このコラムによると、はげる原因として「成長ホルモンが分泌されないこと」と「毛母細胞が分泌されないこと」の2つが関係していることがわかった。
原因①:「成長ホルモンが分泌されないこと」について
寝不足ではげる原因としてあがった「成長ホルモンが分泌されないこと」。
そもそも成長ホルモンは身体の様々な部位の修復や成長にかかせないものなのだが、髪の毛の成長においても必要不可欠な物質だと言われている。
この成長ホルモンは人が眠っている間に多く分泌されるので、寝不足の場合髪の成長が阻害されはげる原因となってしまうのだ。
原因②:「毛母細胞が分泌されないこと」について
寝不足ではげる原因としてもうひとつあがったのが「毛母細胞が分泌されないこと」。
髪の毛は“毛母細胞”の分裂によって伸びていくのだが、寝不足になることで細胞分裂が十分に行われなくなってしまうそう。
これにより髪の毛が伸びなくなって薄毛を招いてしまうんだとか。
以上の事からいかに睡眠が髪の毛にとって大切であるかがわかった。
22時~深夜2時は寝ておいた方が髪のためになる
先ほど寝不足によってはげる原因に「成長ホルモンが分泌されない」という話をしたが、この成長ホルモンが分泌される時間帯は一般的に夜の22時から深夜の2時だと言われている。
つまり、髪の毛が最も生えやすい時間帯はこの4時間ということになる。
しかし、成長ホルモンは先ほども言ったように人が眠っている間多く分泌されるため、ここで起きているともったいないのだ。
ということで、髪の事を想うのなら特にこの時間帯は寝ておいた方が良いということを覚えておいて欲しい。
はげるだけじゃない!寝不足がもたらす影響
寝不足によって起こるのは”はげる”だけではない。
ここで、厚生労働省の公式サイトに載っていた寝不足がもたらす影響について一部載せておく。
慢性的な睡眠不足は日中の眠気や意識低下・記憶力減退など精神機能の低下を引き起こすだけではなく、体内のホルモン分泌や自律神経機能にも大きな影響を及ぼすことが知られています。
一例を挙げれば、健康な人でも一日10時間たっぷりと眠った日に比較して、寝不足(4時間睡眠)をたった二日間続けただけで食欲を抑えるホルモンであるレプチン分泌は減少し、逆に食欲を高めるホルモンであるグレリン分泌が亢進するため、食欲が増大することが分かっています。
ごくわずかの寝不足によって私たちの食行動までも影響を受けるのです。
実際に慢性的な寝不足状態にある人は糖尿病や心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患といった生活習慣病に罹りやすいことが明らかになっています。
引用:睡眠と生活習慣病との深い関係|e-ヘルスネット(厚生労働省)
寝不足はこれほどまでも人体に影響を及ぼすのだ。
たかが寝不足と侮ってはいけないことが良く分かる。
何も10時間寝ろとは言わないが、極端に短い睡眠には気をつけたいところだ。
はげる前に実施しよう!睡眠で意識したいこと
寝不足によってはげる原因は上の説明でおわかりいただけたかと思う。
薄毛を防止するためにも睡眠をしっかりとるのは大切なのだが、ただ眠ればいいというよりは、“質の良い睡眠”をとることが重要である。
そこで普段の睡眠で意識したいことをいくつか紹介しようと思う。
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【意識したい事】
- 就寝2時間前までに入浴を済ませる
→入浴で温まった体内深部の温度が下がるのにかかる時間が約2時間だと言われており、眠気を感じるのは体内深部の温度が下がる時におきるため - 就寝3時間前までに夕食を済ませる
→寝る直前に食事をとると睡眠時に消化器官が活発に働くことになり、寝つきが悪くなったり浅い睡眠になるなど睡眠の質が低下するため - 就寝2時間前までにスマホやPCの使用をやめる
→スマホやPCから発せられるブルーライトには睡眠の質を低下させる作用があるため - できるだけ毎朝同じ時間に起床する
→たとえ睡眠時間をしっかりとっていても睡眠サイクルがバラバラだとしっかり成長ホルモンが分泌されないため
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これらを意識して行えば髪の毛にも良いし、きっと朝起きた時に疲れが取れてないなんてこともなくなるのではないか。
早速今日から心がけたいと思う。
時には昼寝を取り入れてみるのも◎
また、寝不足を防ぐために早く寝たくても仕事など様々な理由で難しいという人は昼寝をするのも薄毛防止には良いんだとか。
―昼寝をして薄毛の予防を目指す―
昼寝に関する研究によると、血圧の低下や生活習慣病のリスクを下げるなど身体を健康な状態に導く上で昼寝は効果的な方法です。昼寝をすることで睡眠不足を改善できると、髪や頭皮の健康にも役立ち、抜け毛を少なくし髪を太くすることにつながります。
引用:昼寝が効果的ってホント?薄毛と睡眠の関係とは-EPARKビューティー
昼寝をするとはいってもいつでもしていいわけではない。
気を付ける点については以下の通りである。
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【昼寝で気を付けること】
・時間は15時までにする(夜の睡眠に影響を与えないため)
・睡眠時間は30分を超えないようにする(15分~30分がベスト)
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睡眠時間が30分を超えてしまうと寝起きが悪く、起床後のパフォーマンス低下につながる可能性があるそうだ。
寝不足緩和のために昼寝を取り入れようと考えている人はこれらを踏まえて行うようにしてみてくれ。
自分も日によって早寝できないことがあるので、そんな時は短時間の昼寝タイムを設けてみようと思う。
大切な髪のためにできるだけ規則正しい生活を心がけよう
というわけで今回は睡眠と髪の関係について話してみた。
寝不足は体の疲れが取れないだけでなく、はげる要因にもなることがわかったので、今後は出来るだけ早く眠れるようにしたいと思う。
また、もう無理がきかない年齢になったからには睡眠だけでなく、食事や運動など規則正しい生活を送るようにしようと自分に誓った。