2019年大型台風15号、名前は「ファクサイ」。
毎年、台風の被害というのは結構ニュースになるものだが、今年は台風が少なかったと思っていたら大型の台風15号がやってきた。
首都圏に直撃して通勤通学にも支障をきたした今回の台風、名前を「ファクサイ」というらしい。
この台風の名前だが、毎回特徴的な名前だ。
前は英語で女性名がついていた気がするのだが、いつからこうなったのだろうか。
台風の名前について、今回は調べてみた。
【目次】
2019年台風15号の名前
例年、9月~10月に台風の発生数は多くなる。
それぞれに名前がついているのを知っている人も多いだろう。
しかし、この名前の付け方を知っている人は少ないのではないだろうか?
台風の名前の付け方とは?
台風の名前は1999年(平成11年)までアメリカが人名をつけていたが、2000年(平成12年)から北西太平洋とまたは南シナ海で発生する台風には日本を含むアジア14ヶ国が加盟する台風委員会で固有の名前をつけることになった。
そして2000年に発生した台風1号から、14ヶ国が10個ずつ出した計140個の名前を発生順につけていくことになっている。
ちなみに1番目の名前はカンボジアの「ダムレイ」(象という意味)、140番目はベトナムの「サオラー」(ベトナムネイヨウという動物)である。
140番目の名前までいくと1番目の名前に戻るため、新しい名前を考えてつけることは今のところないようだ。
しかし、甚大な被害をもたらした台風などは台風委員会に加盟している国から要請を受けて該当する名前を以後使用しないように変更する場合がある。
2019年台風15号は「ファクサイ」
この命名順で48番目にあたるのが、今回の台風15号の名前「ファクサイ」である。
ラオスで女性の名前を指すそうだ。
余談ではあるが、47番目は日本が決めた名前で「カジキ」だ。
日本の場合、すべて星座の名前を付けているのが特徴。
- コイヌ(こいぬ座)
- ヤギ(やぎ座)
- ウサギ(うさぎ座)
- カジキ(かじき座)
- カンムリ(かんむり座)
- クジラ(くじら座)
- コグマ(こぐま座)
- コンパス(コンパス座)
- トカゲ(とかげ座)
- ヤマネコ(やまねこ座)
台風15号「ファクサイ」は関東直撃後、遠ざかる予定
台風15号「ファクサイ」は、冒頭の画像にもあるように関東を直撃したあとは北東に大きくそれていく予定だ。
かなり強い台風だったため、9月8日(日)の時点でJR東日本は首都圏すべての在来線を9日(月)の始発から朝8時頃まで運休を発表した。
東京メトロ有楽町線は豊洲~新木場間で始発から朝8時頃まで運転見合わせ、東西線も西船橋~東陽町間を始発から午前10時頃まで運休と各交通機関が事前に運休や運転見合わせを発表するほどだった。
実際には路線によって運転再開がずれ込んで10時過ぎに運転再開をしたところや、入場規制でまったく電車に乗れない路線もあったのだが……
台風が遠ざかって一安心かと思ったが、気温が馬鹿みたいに上がって猛暑日とは……
まさに台風一過だ。
熱中症にはまだまだ気を付けないといけないらしい。