プロテインを飲むとはげるという噂について真偽を調べてみた!
こんにちは。
今年に入ってから、かっこいい身体になりたいと思って筋トレを始めてみた。
そしてそれと同時に筋トレを行う人の大半が飲んでいるプロテインも購入して飲み始めたわけなのだが、どうやら「プロテインを飲むとはげる」という噂があるようだ。
もしこの噂が本当なら、飲む頻度を少なくするか、はたまた飲むこと自体をやめなければと思ったので、今回はプロテインを飲むことではげることはあるのかについて調べてみる事にする。
- プロテインを飲むとはげるって本当?
- プロテインははげるどころかむしろ髪の発育に+に働く
- プロテインを飲む際に注意したいこと
- プロテインの種類を解説!
- プロテインの飲み方とは
- プロテインではげる可能性は低くても筋トレではげる可能性はある
- 少しでもはげが気になったらクリニックに相談しよう
プロテインを飲むとはげるって本当?
かれこれプロテインを飲み続けて4カ月が経過したわけだが、「プロテインを飲むとはげる」という噂を聞いてからこのまま飲み続けて良いのか迷いが出てきた。
自分の体感的には別にこれといってはげたと感じたことは無いのだが、SNS上などでそのようなつぶやきをしている人がいることも事実。
果たしてこの噂は本当なのだろうか?ということで調べてわかったことを早速お伝えしよう。
結論から言うとプロテインを飲むとはげるという噂は『ウソ』だそうだ。
というのも、この噂は科学的根拠が今のところ見つかっていないから。
そもそも季節によっては1日に数百本も抜け毛が出るそうなので、多少髪が抜けたぐらいであれば心配することはないだろう。
とはいえ目で見てわかるくらい差が出てきたとなれば話は別。
もし抜け毛が大量に起きたりはげてきたなんてことがあった場合はプロテインを飲んでいたからではなく、別のところに原因がある可能性が高いので専門機関を受診すると良いだろう。
※2022年9月16日追記
プロテイン=はげるというイメージだが、どうやらプロテインに男性ホルモンを増やす効果があることが理由でそんなイメージがついたようだ。
確かに男性の薄毛の原因は男性ホルモンにもあるのだが、実はプロテインで増える男性ホルモンと薄毛の原因となる男性ホルモンは別物。
プロテインで増える男性ホルモンは「テストステロン」といって、筋肉や骨の強化、体毛の成長など男性の健康を支える効果があるホルモンだ。
対して薄毛の原因となる男性ホルモンは「ジヒドテストステロン」といい、テストステロンが5αリダクターゼという酵素とくっつくことで生成されるホルモンのことである。
つまりプロテインを飲んだからと言って、薄毛になるわけではないという証明ができたということだ。
プロテインははげるどころかむしろ髪の発育に+に働く
プロテインを飲むとはげるのかについて調べていると、むしろプロテインは髪の発育に好影響を与えるという情報を得た。
髪の主成分はタンパク質だ。
そのため、タンパク質が不足することで髪がやせ細ったり伸びにくくなる、髪がパサつくなどといったことが起こるそう。
そこでタンパク質が主成分であるプロテインを摂取することでそれらを防ぎ、髪の発育に働きかけてくれるというわけのようだ。
また、タンパク質には筋肉はもちろんのこと、爪や皮膚、内臓の材料にもなるためしっかりと摂るようにした方が良いと言われていた。
プロテインはいろんなところに働きかけてくれると学ぶことが出来たと同時に一瞬でもプロテインを飲むのをやめようか迷ったのは間違いだったなと思わされた…。
プロテインを飲む際に注意したいこと
プロテインは飲んでもはげる根拠が無いこと、むしろ髪に良い栄養素だということがわかり、「じゃあ早いとこ買ってたくさん飲もう!」と考える人が出そうなのでここで補足説明。
基本的に1日の推奨量として設定されているタンパク質量は15~64歳男性で65g、また身体活動レベルによる目標量は下の図の通りとなっている。
画像引用:日本人の食事摂取基準(2020年版)-厚生労働省
やみくもにタンパク質を大量に摂取すれば良いというものではないので自分に合った分だけ摂るようにした方が良いだろう。
ちなみに身体活動レベルについては、レベルⅠが「生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合」、レベルⅡが「座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、通勤、買い物での歩行、家事、軽いスポーツ、のいずれかを含む場合」、レベルⅢが「移動や立位の多い仕事への従事者、あるいはスポーツ等余暇における活発な運動習慣を持っている場合」となっている。
これでいうと自分は現在トレーニングを毎日しているので身体活動レベルはⅢで、タンパク質の目標量は99~153gということになることがわかる。
また、プロテインは食事だけだと必要なタンパク質量を補えないという場合に用いると良いとされていることを覚えておくようにしよう。
つまり、プロテインはあくまでも補助食品ということだ。
プロテインの種類を解説!
“プロテイン”と一言でいっても、プロテインは大きく分けて3種類ある。
ここで、それぞれの違いについても説明しておこう。
■ホエイプロテイン
牛乳に含まれているタンパク質の一種でカロリーが低いのに栄養が凝縮されている。
水溶性で補給後に吸収されるのが早いという特徴がある。
そのため、たんぱく質が不足されがちな運動直後が摂取タイミングに最適。
飲みやすいのに加え、低コストなのも◎。
■ソイプロテイン
ソイプロテインは名前の通り大豆が原料のタンパク質で、摂取してから吸収されるまで5~6時間と吸収速度がゆっくりという特徴がある。
腹持ちが良いことからダイエット向きのプロテインだと言われている。
また、ソイプロテインはホエイプロテインとこれから説明するカゼインプロテインに比べて水に溶けにくいため、少々粉っぽく飲みにくいと感じる方が多いのも特徴だ。
ただし、ソイプロテインは女性ホルモンに似た働きを持つ大豆イソフラボンを含むため、薄毛の原因になる男性ホルモンの抑制や血流改善で髪に栄養が供給されやすい状態に導くなど、髪の毛にとっては良い要素がたくさんある。
■カゼインプロテイン
ホエイプロテイン同様に牛乳を主成分とするタンパク質だが、不溶性で補給後の吸収速度はゆっくりという特徴がある。
そのため、就寝前に摂取することでカゼインが体内にゆっくり吸収されていくので就寝中のエネルギー不足を防いでくれる。
プロテインの飲み方とは
プロテインは1食あたり15~30gを水や牛乳などの飲み物(200ml程度)に溶かして飲むのが基本的な飲み方である。
また、プロテインを溶かす際は専用のシェイカーを使うのが一般的なので、シェイカーを持っていない場合は購入しておいた方が良いだろう。
プロテインの味によっては牛乳との相性がよかったり、飲み物の量によって味の濃さが変わってくるので、自分の好みに応じて調整してみてくれ。
ちなみに、脂質制限をしたい方は牛乳ではなく水を選ぶのがオススメである。
プロテインの摂取タイミング
プロテインは、はげるわけでもないし、 量や飲み方もわかってきたところで、飲むタイミングについて話していこう。
先程、プロテインは補助食品であることを紹介したが、大多数は「筋トレ後に飲む」イメージが多いのではないか。
実は、目的によってプロテイン摂取のタイミングを使い分けたほうが良いと言われている。 参考までにタイミングについて紹介しておこうと思う。
筋トレ後、運動後30分以内
筋力アップをサポートしたい人。
筋繊維の修復の際、増強サポート。
食前
不足しているたんぱく質を補充したい人。
朝食メニューなどに加えると吸収率が良く効果的。
食後・間食
栄養バランスが気になる人。
食事だけで適切な食事量をキープできない場合に摂取。
就寝30分~1時間前
筋肉量増加、筋力アップ、ボディメイクのために筋肉を鍛えている人。
成長ホルモンは就寝中に多く分泌されるため効率的な筋肉の成長となる。
とまあこんな感じで目的に応じてプロテイン摂取するタイミングを使い分けてみてもいいだろう。
プロテインではげる可能性は低くても筋トレではげる可能性はある
あ、そうそう、そもそもなんでプロテインを飲むとはげるという噂が出たのかに関してだが、どうやら「筋トレをするとはげる」という噂が関係していることが分かった。
とはいえ調べてみると筋トレに関しても医学的エビデンスはないため信じなくて良いだろう。単なる噂に過ぎない。
まあ、だから筋トレをしてはげた気がするという人やプロテインを飲んでからはげたと感じる人は筋トレをしていなくても、プロテインを飲んでいなかったとしても恐らくはげる運命に変わりなかったと言えるのだ。
少しでもはげが気になったらクリニックに相談しよう
というわけで今回はプロテインを飲むとはげるという噂の審議について調べてみたわけだが、直接的関係が無いことがわかったので今後もトレーニングと合わせてプロテインは飲み続けようと思う。
てかむしろ髪の毛の発育にプロテインが良いということが知れたので噂を鵜呑みにしてはいけないと思った。
なんにせよ、自分のはげが気になってきたらすぐに専門機関に相談しに行くのが良いと思うので放置だけはしないようにしたい。
では今回はこのへんで。