タバコ(喫煙)は自毛植毛にも影響があるのか。
消費税率が10%になるまで1週間を切った。
タバコも10月からまた値上がりが確定している。
世間は禁煙ムードが濃厚すぎるくらい濃厚で周りも禁煙する人間が多く、タバコとは20年近い付き合いをしている身としてはどんどん肩身が狭くなる。
身体にいい影響は与えないから当然といえば当然だが、何度も禁煙に失敗してやめられずにいるのだ。
植毛にもタバコは影響するのだろうか。
少なからず影響はあるだろうとわかっていはいるのだが、調べてみることにした。
【目次】
タバコが頭皮に与える影響
喫煙によるリスクはいろいろあるが、頭皮や薄毛との因果関係は明確ではない。
しかし、タバコを吸っているから薄毛になるのかといえばそうではない。
うらやましい話だが、喫煙者でも薄毛とは無縁の人もいるのだ。
また、禁煙したからといって必ずしも薄毛が改善されるわけではない。
タバコを辞めたとしても薄毛が進行し続ける人もいる。
つまり、直接的な影響は証明されていないが、タバコを吸わないにこしたことはない。
ニコチンが毛細血管を収縮して毛髪の成長を妨げる
タバコに含まれるニコチンは毛細血管を収縮させる作用がある。
毛細血管が収縮されることにより、血液の流れが悪くなるのだが、それは身体の一部である皮膚組織にも悪影響を与える。
血流が悪くなれば、毛髪が成長するために必要な栄養素が届かなくなるのだ。
こうして栄養不足に陥った毛根は衰退していき、抜け毛へとつながっていく。
タバコを吸っている人は植毛の定着率が落ちるのか
喫煙が毛髪に影響を与えることはわかったが、それは植毛した毛髪にも関係するだろう。
先ほども書いたように、タバコが薄毛や脱毛の原因になるということは明確にされていない。
そのため、移植毛の定着率についても喫煙との関係は明らかになっていない。
「喫煙は植毛後の定着率が落ちる」という主張をする医師はいるようだが、はっきりとしたデータがないのだ。
しかしニコチンの作用により、脱毛する可能性がないとは言い切れないため控えておくのが無難だろう。
植毛後はどれぐらいタバコを控えたほうが良いのか
これも重複になってしまうが、どれぐらい控えるべきかという点に関しては因果関係が明らかになっていないので「これだけの期間は禁煙する」という記述は見つけられなかった。
クリニックによって「植毛手術後、2週間は喫煙を控える」といっているところもあれば、「術後3週間は喫煙を避ける」と伝えているところもある。
また、タバコだけでなくアルコールも控えたほうが無難だろう。
自毛植毛の手術後、アルコールを摂取すると痛みが出てくる場合があるらしい。
自毛植毛後は喫煙を控えるのが無難
薄毛に悩みながらもタバコをやめられずにいる喫煙者には酷な話かもしれないが、移植した毛髪の定着率を下げないためにも手術後は禁煙をしたほうが無難なようだ。
ここはクリニックの指示に素直に従おう。
2週間~3週間もタバコを我慢するのはつらい。
しかし、将来的に髪がまた生えてくれるのであれば短期間だけでも禁煙してみようと思う。
かといって、いきなりタバコをやめるとかえってストレスに繋がり、そのストレスが抜け毛や薄毛の原因になることもあるらしい。
自毛植毛をするなら前もって禁煙の練習をしていくと良さそうだ。
もしも、仮に、植毛後にうっかりタバコを吸ってしまっても、自分を責めすぎないようにしておこう。
深く悩みすぎるとストレスになるだろうから、髪のためにも深く悩み過ぎず切り替えていくことが大切だ。
そのままタバコをやめられれば、身体にもメリットが大きい。
できればやめられると今後も健康的に過ごせるだろう。