薄毛の治療を始めます

鏡を見たら5年後が不安になりました

自毛植毛に失敗はあるのか。リスクを調べてみた。

ほぼほぼ自毛植毛を行う方向で気持ちが固まってはいるのだが、失敗はないんだろうか…。

ふと気になった。

拒絶反応も少なく、安全といえば安全な自毛植毛だが、失敗がないとは言い切れない。

 

手術にかかる金額も安くないのだから、失敗はなんとしてでも避けたい。

しかし、どういったものが「失敗」になるのだろうか。

 

【目次】

 

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自毛植毛の明らかな失敗とは

自毛植毛の手術後、明らかな失敗というのは何か頭皮にトラブルが発生した場合や改善が見られないことをさすらしい。

 

頭皮のトラブル

頭皮が感染症などにかかってしまうことは、少なからずある。

しかし、これは患者側に問題があることも多い。

手術後、「移植した毛が抜けるかもしれない…」と頭部や髪を洗わずにいる人も意外多いらしい。

 

それはわからなくもない。

移植した毛が抜けてしまうのは恐怖でもある。

一方で、術後は清潔に保たなければ、こうした感染症のリスクがあがる。

 

最近は感染症といっても重篤なものはほとんどないそうだ。

軽いものは薬を服用すれば治るらしい。

 

ただし、これは自毛植毛の場合である。

人工毛植毛の場合には体が拒絶反応を起こすだけでなく、ケアをおこたると頭皮が壊死してしまうこともあるから注意しなければならない。

 

移植した髪が定着しない

自毛植毛は採取と移植の間の時間が短いほど定着率はあがる。

時間が経つ(=血が毛根へ通っていない状態)が長くなると、細胞がどんどんダメージを受けて、移植しても毛髪が育たなくなってしまう。

つまり、自毛植毛は時間との勝負なのだ。

 

さらに、先ほども挙げたように術後の頭皮のケアも怠ってはいけない。

これも定着しない理由の一つになる。

間違ったケアをすれば、移植した毛根もダメになってしまうのだ。

 

手術痕が目立つ

メスを使って自毛植毛を行うFUT法の場合、手術痕が残ってしまったという失敗例があった。

これはリスクともいえる。

 

ただし、技術は常に進化している。

「切らない自毛植毛」であるFUE法の定着率は従来よりも格段に上がり、頭皮を切り取らないため手術痕も残りにくい。

「残りにくい」というのは、パンチグラフト法によって直径1mm程度の丸い穴のような跡ができるためである。

多少なりとも傷痕は残るが、FUT法よりもその傷痕ははるかに目立ちにくく、見た目にも影響しないことが特徴だ。

 

海外の自毛植毛の失敗例はあるのか?

「医療ツーリズム」といって、他国で治療などを受けるというサービスだ。

アジア圏の国では日本や韓国、シンガポール、タイなどが医療ツーリズムに力を入れているらしい。

 

美容大国の韓国は特に他国の患者受け入れが盛んであり、自毛植毛も例外ではない。

日本よりも費用が安いという理由で韓国で自毛植毛手術を受ける人も多い。

しかし、安価という理由だけで海外で手術を受けても大丈夫なのだろうか…

 

海外自毛植毛の失敗例①:バランスが悪い

事前に手術する病院に送った写真を見た医師が、だいたいのドナー数を決めてしまっていたらしい。

手術後、ドナー数が少なかったために、前頭部・頭頂部のバランスが悪く、少しマシになった程度といった仕上がりになってしまった。

 

本来であれば医師が直接カウンセリングするところを、写真のみで済ませたために起きた失敗だ。

 

海外自毛植毛の失敗例②:仕上がりが不自然

手術後、しばらく経ってから本数の多い毛包を植えてあるがために、生え際が不自然な仕上がりになっていた。

代理店経由でクレームを入れると、修正の手術をするから来てほしいとの返答だった。

海外へそうすぐに行けるわけでもない。

 

これは医師の技量の問題と、海外であるがゆえに修正手術を受けられないという失敗談だ。

 

こうした失敗談を見ると、海外での手術はしない方がいい気がしてきた。

 

自毛植毛後の「ショックロス」は失敗にはならない

自毛植毛後、もともとあった髪の毛が抜けることがあるらしい。

これを「ショックロス」と呼ぶそうだ。

人によってはショックロスが起こらない場合もあり、ショックロスによる抜け毛の多さも人によって異なる。

 

ショックロスの原因は今のところ解明されていないが、抜け毛の量によって衝撃を受ける人もいるとのことだ。

それはそうだろう。

ショックロスについて知らなかったら、自毛植毛でもダメだったのではと落胆してしまいそうだ。

 

ショックロスは一時的なもので術後4ヵ月~半年後には髪の毛が生えそろうため心配はなく、失敗でもない。

 

自毛植毛のリスク

自毛植毛のリスクとは、どのようなものが挙げられるのだろうか。

 

仕上がりが不自然になることもある

自毛植毛を行う医師の技量によっては、均等に移植できずに不自然な仕上がりになる場合がある。

ただ移植すればいいというものではなく、何事もバランスが重要だ。

 

移植する場合には密度も重要になる。

そのためにも、手術を行う病院や医師は慎重に決めたい。

 

自毛植毛後にAGA(男性型脱毛症)が進行

AGA(男性型脱毛症)の影響を受けにくい後頭部・側頭部から前頭部・頭頂部に移植することが多い自毛植毛だが、その後もAGAが進行しないとも言い切れない。

AGAが進行してしまい、手術後しばらくしてから全体のバランスが悪くなる場合もある。

 

これは医師にも予想するのは難しいだろう。

しかし、こうした場合にはどのように対応してくれるのか、事前のカウンセリングでしっかりクリニックに確認しておきたい。

 

自毛植毛の失敗やリスクを回避するには

自毛植毛での失敗やリスクを回避することは難しいと感じた。

しかし、カウンセリングの際に「どのように対応してくれるのか」ということをしっかり確認することが大切だ。

 

考えられる失敗やリスクは、カウンセリングの際に一つずつ潰していこうと思う。