薄毛の治療を始めます

鏡を見たら5年後が不安になりました

生え際に産毛が増えるのは薄毛の兆候なのか?

ここ数日寒い日が減って嬉しいものの、花粉が飛ぶものだからあまり体調が良くない。
最近と言えば首都圏以外は緊急事態宣言が解除されたが、残す1都3県では延長の要請を出すとか何とかでこれは永遠に緊急事態宣言状態なのではとさえ思う。

さて、話は変わるが以前知人が「生え際に産毛が増えた気がするけどこれは薄毛になってきているということなのか?」とぼやいていた。
生え際に産毛が増加…、頭部が気になり始めている自分としても気になるところではある。

ということで今回も薄毛や薄毛治療に関する話をしようと思う。

【目次】

 

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産毛(軟毛)と通常の毛(硬毛)の違いについて

人から生える毛には「硬毛」と「軟毛」の2種類があるといわれている。
それぞれの違いを少し説明してみよう。

硬毛→髪の毛や眉毛、まつ毛、髭などといった黒く硬い毛がこれにあたる。
軟毛→色素が薄く、細く柔らかい毛(産毛)。背中や顔、腕、お腹、脚などに生えている。

ちなみに、生えている部位によって毛の伸びる速度が異なるのかも調べてみた。

― 毛の伸びるはやさは? ―
前身の毛は育って抜け落ちることを繰り返し、絶えず生まれ変わっています。毛根から毛が生え始め伸びていく期間は腕や脚などで3~6か月、髪の毛は3~5年ほど。その後、毛が抜け落ちる準備が整うと、毛は抜け落ちていきます。目立たない産毛も実はこのサイクルをもっていて、その期間は約1~2ヶ月ほど。それぞれの部位のケアは、この周期に沿って行うと効率的。間違ったお手入れをすると肌を痛め、肌荒れの原因にもなりますので、お肌の状態や毛の生えてくるサイクルに合わせてお手入れをすることが大切です。

引用:毛について詳しくなろう(硬い毛と産毛、太さ、伸びるはやさ|うる肌コラム)

頭に比べて腕や脚の毛の抜け落ちるペースが速いのは驚きだった。

生え際に産毛、これって薄毛の兆候?

では、本題に入って生え際に産毛が増えたことが薄毛になる兆候なのかどうかを調べてみた結果を伝えよう。

結論からいうと、産毛が増えたからといって必ずしも薄毛になるということではないようだ。

しかし、状況によっては産毛増加が薄毛の兆候である場合もあるということなのでこれから説明していく。

☑元々健康な髪があった箇所に産毛が増え額も後退した気がする場合は薄毛の可能性あり

「元々太くて健康な毛髪が生え際に生えていたのに最近その箇所に産毛が増えた」、「心なしかおでこが広くなったような気がする…」という方は薄毛兆候である可能性があるようだ。

一般的にヘアサイクルは

 

                「成長期」

                  ⇩

                「退行期」

                  ⇩

                「休止期」

                  ⇩

               「再び成長期」

 

となっており、成長期に産毛が生え徐々に成長してやがて抜け落ちる仕組みになっている。

このサイクルは健康な毛髪の場合2年~7年ほどで繰り返されるのだが、加齢やAGA(男性型脱毛症)が原因となって産毛が成長しきらずに後退期を迎え抜け落ちることがあるそうだ。

こうなってしまうと徐々に薄毛が進行していくということなので、対策を考えた方が良いだろう。

☑薄毛治療後や今まで毛髪がなかった箇所に産毛が生えた場合は発毛効果の可能性が高い

産毛が最近増えた気がすると感じている人の中でも薄毛対策として自身で育毛剤や発毛促進のサプリメントの服用、専門外来での治療を行っている人の場合は薄毛の兆候である確率は極めて低く、対策の効果によるものだと考えて良いとのことだった。

中には今まで毛髪がなかった生え際に産毛が生えてくると疑問に感じる人がいるようだが、薄毛対策を行うことで、元々毛髪がない箇所に産毛が生えるというケースもあるそうなので、そこは心配しなくて大丈夫である。

AGAによる産毛増加の場合は薄毛治療を考えてみるのも手

上での話をまとめると、今まで毛髪がなかった箇所に産毛が増えるのは発毛効果によるものだが、以前まで普通に太い毛髪が生えていた箇所に産毛が増えた場合は薄毛のサインかもしれないということになる。

また、産毛の増加(薄毛サインの場合)は、加齢によるものや男性特有のAGA(男性型脱毛症)が原因の可能性があることが分かった。

特にAGAは進行性の薄毛なので、AGAが原因の場合は自分で薄毛対策を行うのも良いが、改善策の1つとして専門外来での薄毛治療を検討してみるのも手である。

一般的な薄毛治療は以下の2つとなる。

薄毛治療法①:投薬治療

薄毛治療の1つは「投薬治療」である。

ミノキシジルプロペシア、ザガーロなどAGA治療に効果のある薬を使って、薄毛を改善していきます。
プロペシアとザガーロには、髪の健全な成長を妨げる物質「ジヒドロテストステロン(DHT)」の発生を抑制する働きがあります。
DHTは、男性ホルモンの1種であるテストステロンが、還元酵素5αリダクターゼと結合することで生成されますが、プロペシアもザガーロも5αリダクターゼを阻害する薬です。
一方、ミノキシジルには血流を促進し、髪の成長を促す発毛効果があります。
いずれも効果を実感するには最低でも3~6カ月が必要です。

引用:薄毛治療で生え際に産毛が?太く丈夫な髪に育つまでの流れとは

太くて丈夫な髪の毛が最近減って逆に細い髪の毛や産毛が増えたと感じる方は投薬治療を行うことで再び元気な髪の毛が生えてくることを実感できるかもしれない。

薄毛治療法②:自毛または人口毛の植毛

薄毛治療のもう1つは「植毛」である。

頭頂部や生え際などの薄毛が気になる部分に、自分の髪の毛や人口毛を移植する方法です。
植毛には自毛植毛と人口毛植毛の2種類があり、自毛植毛ではAGAの原因となる男性ホルモンの影響を受けていない髪の毛をドナー株として移植していきます。
一方、人口毛植毛は合成繊維などでできた毛髪を移植する方法です。
人口毛植毛の場合、理想のヘアスタイルをすぐに手に入れられるのがメリットですが、アレルギー反応や炎症などのトラブルを引き起こす危険性があります。
安全で確実な薄毛治療を目的とするのであれば、自毛植毛がおすすめです。
自身の髪を利用するため、拒絶反応の心配がほとんどありません。
自毛植毛後に定着した毛髪は、他の髪と同じように抜けてもまた新しい髪が生えてきます。

引用:薄毛治療で生え際に産毛が?太く丈夫な髪が育つまでの流れとは

産毛のように細くても毛髪が生えている場合は投薬治療の効果が期待できるが、全く生えてないという場合には「植毛」を検討してみると良いだろう。

また、引用文にもあるように植毛をする際は人口毛よりも自毛を移植した方がよりトラブルなく仕上がるのでおすすめである。

専門外来での薄毛治療や自宅ケアで産毛が生えたら育てることが重要

薄毛治療を自宅や専門外来でおこなって産毛が生えたとしても、そこでケアをやめてしまってはしっかり育たないうちに抜けてしまうことがあるようだ。

完全に薄毛改善ができたというには産毛が生えてから健康な髪の毛へと育てることが重要なのだが、そのために心がけた方が良いことをこれから紹介していこう。

○ 頭皮を清潔にする

頭皮から皮脂が過剰分泌されたり剥がれ落ちる大量の皮膚をそのままにすると角栓となって毛穴を塞ぎ、毛髪の成長を阻害してしまう。
そのため、産毛を元気に育てるためには頭皮環境を清潔に保つ必要なのだ。

髪を洗う際に頭皮マッサージを行ったり、普段シャンプーにこだわりを持っていなかった人は頭皮ケアに良いスカルプシャンプーを使うなど工夫をするのも良いだろう。

ちなみにシャンプーを選ぶ際は、

  • 自分の肌質にあっているか(乾燥肌、脂性肌など)
  • 添加物が配合されていないかどうか
  • アミノ酸系(赤ちゃんにも使用できるくらい洗浄力が優しい)
  • 育毛成分配合

といった点を考えてみると良いものに巡り合えるだろう。

○ 産毛の育成におすすめな栄養素

産毛を育てるためには食事も関係している。 産毛が生えてきたときに積極的に摂ると良い栄養素については以下の通りだ。

  • タンパク質→肉、魚、牛乳、納豆、大豆などに含まれる
  • ビタミン群→ウナギ、レバー、緑黄色野菜などに含まれる
  • 鉄分→レバー、卵、あさり、緑黄色野菜、ひじきなどに含まれる
  • 亜鉛→カキ、豚レバー、卵、油揚げ、牛赤身肉などに含まれる
  • オメガ3脂肪酸→青魚(イワシやサバ)、魚卵(たらこやいくら)などに含まれる

これらの栄養素はサプリメントでも手軽に摂取することが可能だが、発毛しやすい体質になるためにはできるだけ食事から摂るようにすることが好ましいらしい。
薄毛対策や改善のためにもぜひ参考にしてみてくれ。

産毛が気になってきたら専門医に相談してみると良いかも

今回は知人のとあるぼやきから産毛と薄毛について調べてみたが、生える状況によって薄毛の兆候か薄毛改善の兆候か異なってくることがわかった。

また、後者の場合は特に問題ないが、前者の場合は放っておくと薄毛が進行してしまう可能性があるということもおわかりいただけたと思う。

とはいえ、ネットの情報だけで自分の頭髪がどんな状態なのか判断するのは難しいと思うので、鏡を見ていて自分の頭部が気になってきたら一度専門医に相談してみると良いだろう。