薄毛の治療を始めます

鏡を見たら5年後が不安になりました

薄毛治療で気になる投薬による副作用の有無とは

最近一気に気温が上がり都内では桜の開花シーズンを迎え、すっかり春の陽気だ。
そんな暖かい日が何日も続き快適だなと思っていると突然冬の気候に戻ることがある。
この寒暖差にやられて風邪をひく人も少なくないのではないか。

 

自分もそのうちの一人で、現在風邪薬を飲みながら体調を元に戻している途中である。
普段薬を飲むことがないので、こうなると副作用が起こらないか考えてしまう。
薬と言えば薄毛治療をする際も投薬治療という方法があるが、この場合副作用はあるのだろうか。
同様に気になっている人もいるのではないかと思い調べてみることにした。

 

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薄毛治療には植毛と投薬治療がある

そもそも薄毛治療には植毛と投薬治療の2種類がある。
どちらにもそれぞれメリットがあるので、詳しく知りたい人は親和クリニックの公式ホームページに植毛と投薬治療の各特徴が記載されていたので見てみると良いだろう。

 

薄毛治療薬の種類は大きく分けて2つ

風邪薬に様々な種類があるように薄毛治療で使用する薬にもいくつか種類がある。
大きく分けてしまえば薄毛の進行を止める薬と発毛を促進する薬の2つらしいが、もう少し詳しく説明してみるとしよう。

 

①薄毛の進行を止める薬

このタイプは大体が飲み薬で「守り」の薬と言われているそうだ。
薬名をいくつか挙げてみる。


プロペシア
2005年に薄毛治療薬として日本で1番最初に認められたのがプロペシア
この薬の販売元である製薬会社MSD(メルク・アンド・カンパニー)が行った調査では、プロペシアを服用した人の8割が効果を実感したという結果がでているとのこと。
また、他の薬に比べて副作用が起きにくいことで定評があるらしい。

 

プロペシアジェネリック
薬の内容は先ほど挙げたプロペシアと変わらないが、販売元がMSDとは異なる他の製薬会社(計8つの会社)となっている。
そのため、薬に入っている添加物や製造方法などは会社によって異なるとのこと。

 

【ザガーロ】
2015年に薄毛治療薬として正式に認められた1番新しい治療薬で、主成分は「デュタステリド」という。
効能はプロペシアと同様だがプロペシアよりも汎用性が高いのが利点。
しかし副作用が起こる可能性が高いことが欠点である。
プロペシアを一度試してみて効果がイマイチだった場合に使用してみると良いのではないかと思われる。

 

【アボルブ】
ザガーロ同様に主成分は「デュタステリド」で薄毛の進行を止めるのに使用されているが、もともとは「前立腺肥大症」の治療薬として開発されたものだそうだ。
薄毛にも男性ホルモンが関与しているため使用されるようになったが、本来は対象の病気が異なるので薄毛治療にはあまりおすすめしない医師もいるとのこと。

 

②発毛を促進させる薬

この薬は①のタイプとは少々異なり、飲み薬のみでなく塗り薬もあり「攻め」の薬と言われているらしい。
こちらも薬名をいくつか挙げてみる。

 

【ロゲイン(塗り薬)】
主成分が「ミノキシジル」の塗り薬で販売元はジョンソンエンドジョンソンである。
次に説明するミノタブの副作用リスクを抑えるために飲み薬から塗り薬へと改良されたもので、日本でも薄毛治療薬として正式に認められている。
飲み薬に比べて治療効果は落ちてしまうが、改良されているだけあって副作用のリスクが減り安心して使用できるという利点がある。

 

【ミノタブ(飲み薬)】
ロゲイン同様に主成分は「ミノキシジル」でこちらは飲み薬タイプである。
発毛促進の効果が高いと言われているが、服用すると副作用が起こる確率が高いため薄毛治療薬として日本を含め海外でも正式には認められていないらしい。
ただし、医師の判断によっては処方することが可能なため、服用する際は用法・容量をしっかり守るなど気を付ける必要がありそうだ。

 

【アロビックス(塗り薬)】
血行を良くし発毛を促進させる「カルプロニウム塩化物」を含むジェネリック医薬品で、先発薬としてフロジン液がある。
基本的に薄毛治療は美容診療の扱いになるため全額自己負担となるが、アロビックスは保険適用薬となるため、比較的低価格で購入することが可能のようだ。
また、使用者対象は男性のみでなく女性もOKとのことだ。

 

薄毛治療薬で考えられる副作用

では、薄毛治療薬の副作用とは一体どのような症状が身体に起こるのだろうか。
調べてみたところ薄毛治療薬には身体面と精神面両方に副作用が起こる可能性があることが分かった。

 

身体面に起こる副作用

▪ 頭痛
▪ 呼吸困難
▪ 頭皮のかぶれや痒み
▪ 肝機能障害
▪ 勃起不全
▪ めまいや動機
▪ 血圧上昇

 

精神面に起こる副作用

▪ 不安な気持ちになる
▪ 性欲が低下する

 

投薬治療をしていて万が一このような症状がでたら薬の量を減らすか使用自体を止めて様子を見ると良い。
ただし、投薬治療は止めると薄毛は進行するので医師と相談してどうするか決めると良さそうだ。

 

薄毛治療薬による副作用が起こる確率とは

薄毛治療薬の副作用がどういったものなのか分かったが、副作用が起こる確率も気になるのではないだろうか。
なんと上で述べた症状が起こる確率は極めて低く、たった1~2%程度らしい。
9割以上の方は副作用が起こらないようなので、そこまで心配する必要はなさそうだ。

 

考えすぎはかえって良くない

プラセボ効果」というものを聞いたことがあるだろうか。
プラセボとは“偽物”という意味を持ち、薬に効果がある成分が入っていないのに効果がある薬だと思い込むことによって病気の症状が緩和されることだ。
これとは反対に副作用が起こるかもしれないと考えすぎることでもその思い込みによって症状が出るケースがあるらしい。

 

思い込みによって良くも悪くもなるなんて人間の脳はすごい。
どうせなら薄毛治療にもプラセボ効果を利用したいと思うが、そう簡単にうまくはいかないだろうなとも思う。

 

投薬治療をする際は医者と相談して

薄毛治療の薬は薬局でも手軽に買うことができるが、副作用が起こることはほぼないとは言え自分に合った薬を見つけるのは正直難しい。
治療効果を得て副作用が起こるリスクを下げるためにもクリニックで医師と相談して処方してもらうのが一番安全そうだと今回調べてみて思った。