薄毛の治療を始めます

鏡を見たら5年後が不安になりました

白髪と薄毛の関係とは|自毛植毛株に白髪は使用可能?

最近鏡を見て気が付いたことがある。
それは“以前より白髪が増えている”ということ。
まあアラフォーなわけだしずっと髪が真っ黒とは思ってはいなかったものの少しショックではある。


また、白髪が増えてきたことによってある疑問も浮かんだ。
“自毛植毛は白髪でも問題なく受けることができるのだろうか”ということだ。


そこで今回は自毛植毛と白髪の関係について調べてみようと思う。

 

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【白髪はなぜ加齢とともに増えるのか】

そもそもなんで年齢を重ねるごとに白髪が増えるのかについて説明しておこう。


理由は簡単。
黒い髪の毛を生やすには「メラニン」という色素の生成が関係しているのだが、加齢とともに「メラニン」を作り出す細胞が減少してしまうからである。


細胞減少の原因としては長年細胞分裂を繰り返したことにより遺伝子に傷がつくためだと言われている。


遺伝子に傷がつくと細胞分裂をすることができなくなることがあるのでそれによって細胞自体が消滅してしまうそうだ。

ストレスが要因でも白髪は増える

また、加齢以外にも白髪はストレスを受けることによって増えると言われている。
理由としてはストレスによる血流低下と関係があるようだ。

 

ストレスが強まって、血流が低下すると毛包幹細胞の働きが悪くなって成長しにくくなることから、こちらは薄毛のほうに影響してきます。色素幹細胞のほうはストレスによって多く分泌されたノルアドレナリンによって働きが抑えられます。ノルアドレナリンは交感神経の情報伝達物質で、興奮ホルモンとも呼ばれていますが、色素幹細胞は働きが抑えられるだけではなくて、激しいストレスを受け続けると色素幹細胞そのものを傷つけることにもなります。完全に傷つけられると色素幹細胞が枯渇した状態になって、その後は黒い色素が作られなくなります。

引用:ストレスがなくなれば白髪は治るのか|コラム|自毛植毛 親和クリニック大阪【公式】


加齢によって白髪が増えてしまうのは仕方ないが、ストレスが原因ならばできるだけストレス要因を減らして改善したい。
しかもストレスは白髪だけでなく薄毛要因にもなりうる。
百害あって一利なしとはまさにこのことかもしれない。

一度白髪になったら黒髪には戻らないのか

では、一度白髪になった髪の毛を再び黒髪へ戻すことはできるのだろうか。
疑問に思って調べてみたところ、残念ながら一度色素幹細胞が消滅してしまうと再度復活することはないそうだ。


しかし、稀にストレスが解消されたことによって白髪だった毛髪に黒い色素が戻ることがあるとのこと。
これは白髪の状態であっても色素幹細胞が完全に消滅していなく、メラニンを生成する力がまだ残っていたからだと言われている。


このような現象が起こることがあるとはいえ、全体を黒髪に戻すことは不可能なので、あくまでも白髪になった毛髪は今後も白髪のままだと思っておいた方が良いだろう。

【白髪の人は薄毛になる確率が低いという噂は本当なのか】

そういえば以前“白髪が多い人は少ない人に比べて薄毛にならない”という話を聞いたことがあった。
これは本当なのだろうか。


調べてみると自毛植毛を行っている親和クリニックの公式ホームページにこんなことが書かれていた。

 

結論から言うと、白髪が多い人は薄毛にならないというのは嘘です。白髪は頭皮の血行が悪くなり、栄養素が十分に届かず、色素細胞が正常に働かないために起こるからです。また、老化によって色素細胞のみがうまく働かなくなり、白髪が生まれてしまう場合もあります。
薄毛のメカニズムは、老化による色素細胞の働きを除けば、白髪の発生のメカニズムと共通しています。
そのため、白髪が多い人はそれだけ薄毛に繋がりやすく、将来的に薄毛になってしまう可能性を否定できないのです。もちろん、体質的に抜け毛が出にくい人もいますが、はげてしまう人でも髪の毛が抜けてしまうから白髪が目立たないだけで、実際に髪の毛が残っていれば白髪になっている可能性があるのです。

引用:白髪が多い人は薄毛にならないという噂の真相|親和クリニック®


なるほど…。
白髪が多い人は薄毛にならないというのは迷信だったか。


むしろ白髪と薄毛の原因のかぶりが多いことから白髪の人は薄毛予備軍の確率が高いとは…。
何がどうなってこんな迷信が世に出回ったのか謎である。

【白髪は“抜くと増える”という話は本当?】

ちなみに、昔「白髪は抜くと増えるから見つけても抜かない方が良い」という話を聞いたことがあるが、これは本当なのだろうか?
気になったので調べてみることに・・・
すると以下の情報を目にした。

「白髪を抜くと白髪が増える」というのは、白髪を1本抜いたら、そこから生えてくる白髪が2本になるという意味ではありません。もしも抜いたよりも多くの毛髪が生えてくるのだったら、薄毛の人は白髪を抜けば薄毛が解消されることになるわけですが、そんなことはありません。あくまで抜いて次に生えてきたとしても、それは同じだけの本数でしかありません。
白髪を抜くと、他の黒い毛髪が白髪になっていくというのは、たまたま白髪が増えやすい時期で、抜いた部分の周りが遅れて白髪になっていったということです。

引用:白髪に関して言われていることを科学する|コラム|親和クリニック大阪


なるほど。
つまりこの話も迷信だったということになる。

そりゃ抜いた箇所から倍の髪の毛が生えていたらこの世の中薄毛で悩む人なんて存在しないはずだよな・・・。


また、白髪のみでなく毛髪を抜くことは毛根を傷付け毛母細胞の成長に悪影響を与えてしまうためやめるようにした方が良いだろう。

【白髪でも自毛植毛を受けることは可能?】

では、そんな白髪は自毛植毛のドナーとして使用することはできるのだろうか。
万が一使用できないとなればこれ以上白髪が増える前に自毛植毛を受けておきたいところである。


調べてみたところ白髪であったとしてもドナーとして使用することは可能なようだ。
また、ドナー採取や移植がしづらいということや、自毛植毛後の定着率が悪くなるということもないみたいなので、白髪の人で自毛植毛を検討している人も安心して良さそうだということが分かった。


しかし中には白髪のままだと植毛は難しいと言われてしまうクリニックもあるようだ。下の記事参考。

■【ヘアライン植毛・自毛植毛】手術の前日までにやったこと

なんでも白髪だと移植株を採取するのに頭皮をライトで照らした時に光って株が見えなくなるからだとか…

とはいえ先ほど述べたように白髪でも自毛植毛を行うことはできるのでクリニック選びはよくした方が良いと思った。

白髪でも施術可能だが知っておいて欲しいこと

白髪でも自毛植毛を受けることは可能だとお伝えしたが、知っておいて欲しいことが1点だけある。
それは白髪のドナーを移植した場合、“移植箇所から生えてくる毛髪は黒髪ではなく白髪である”ということ。

そのため、自毛植毛をして黒髪の割合を増やしたいという人は移植株に黒髪を選ばなければならないのだ。

しかし、移植元となる後頭部や側頭部に生えている髪の毛のほとんどが白髪の場合は自毛植毛によって黒髪を増やすことは少々難しいかもしれない。

まあ、毛髪のほとんどが白髪の場合、移植箇所だけ黒髪が生えているというのは見た目的に不格好なので、白髪の割合が多い人からしたら生えてくる毛髪は黒髪でない方が良いのではないかと個人的には思う。

自毛植毛で髪を増やしてなおかつ黒髪も増やしたいという人は、植毛をした上で白髪染めをするのが良いかもしれない。

【自毛植毛した髪の毛は白髪になる?】

白髪でも自毛植毛を受けられることが分かったが、自毛植毛時は黒髪だった毛髪が年月を重ねるにつれて白髪になることはあるのかも気になるところ。


万が一植毛箇所は永遠に黒髪のままでそれ以外は白髪になるということが起きたら見た目的にかなり不格好になりそうなので心配である。


しかし、自毛植毛後に生着して生えた髪の毛は他の髪の毛と同様の特性を持っていることからそんな心配は必要なさそうだ。

 

この特性を『ドミードミナンス』と呼ぶのですが、その影響で植えた髪は元々あった後頭部が白髪になるタイミングで、同じように白髪になっていきます。ですから、周囲に元々ある髪の毛の中にあっても自然に見えるようになるわけです。つまり、植えた髪がいつまでも黒く残っていることはありませんので、その点については心配する必要はないでしょう。

引用:自毛植毛後に植えた髪はずっと黒いまま?それとも白髪化するの?


なにはともあれ自毛植毛において白髪がネックになることはないということが分かったので良かった。


しかし自然な見た目になるように自毛植毛ができるかどうかはクリニックや担当医のスキルによって大きな差が出ると思うのでクリニック選びは重要である。


ちなみに親和クリニック では年間1,200件以上も自毛植毛手術を行っており、技術面も生着率もとても高く信頼できるので、クリニック候補の1つに入れてみると良いと思う。

自毛植毛後の一部分の白髪化について

自毛植毛後に植毛箇所の一部分が白髪化してしまったという体験者もいるようだ。

www.yokobikai.or.jp


一部白髪化の理由としてブログ内では、

①移植毛に白髪が混じっていた。
②黒髪の移植毛を植え付けたが白髪になってしまった。
③既存毛が白髪になってしまった。
のうち手術日から2ヶ月なら③は除外できると思います。
①か②か?難しい所ですが②の方があり得ると思います。

引用:一部の白髪化について|植毛・自毛植毛なんでも相談室

 

と、言われている。
先ほども説明したように植毛箇所から生えてくる毛髪は一生黒髪ということはなく、元々あった後頭部が白髪になるタイミングで移植部分も白髪へと変化するため、おそらくこちらの体験者さんのドナー採取をした部分の毛髪も白髪になっているのではないかと思った。

【白髪を増やさないために自分でできることとは?】

ここまでで白髪の増加を完全に止めるのは難しいとお分かりいただけただろうが、なるべく増えないようにできることがあるなら知りたいのではないだろうか。
ということで白髪を増やさないために自分で心がけられることを調べてみた。

チロシンを摂る

序盤で黒い髪の毛を生やすには「メラニン」の生成が関係していると話したが、このメラニンを活性化させるのには「チロシン」という成分の働きが重要になってくる。
そこで、食事の際にはチロシンを多く含む乳製品(チーズ)や大豆食品、ナッツ類を摂るように心がけると良いそうだ。
ちなみにチロシン摂取してから細胞に使われるまで約6~7時間かかるそうなので、摂るタイミングとしては午後~夜にかけてがベストなんだとか。

・瞑想やヨガを行う

上でも話したようにストレスは頭髪に悪影響を与えてしまう。
とはいえストレスを0にするというのは不可能に近いので、少しでも軽減するためにも日常的にリラックスタイムを設けるようにすると良いだろう。
そこでおすすめなのが“瞑想”“ヨガ”
深呼吸を繰り返し精神を落ち着かせることによって自律神経が整い良質な睡眠をとることができるので、結果的にストレス緩和へとつながるのだ。

【まとめ】

というわけで今回は自毛植毛と白髪の関係について調べてみた。
きっとこの記事を通して白髪でも問題なく自毛植毛を受けることができるということをおわかりいただけたと思う。

今まで白髪だと施術を受けられるかわからなくて踏み切っていなかったという人はこの機会に検討してみると良いだろう。