薄毛の治療を始めます

鏡を見たら5年後が不安になりました

頭頂部の薄毛には植毛が効果的なのだろうか。

20代から薄毛に悩まされてきたが、30代に入ると頭頂部まで薄くなり始めた。

育毛剤・発毛剤も試してはみたものの、効果は見られず…。

このままでは落ち武者のようになってしまうのではないか。

 

落ち武者スタイルを避けるべく、頭頂部の薄毛対策には植毛が効果的なのかを調べてみることにした。

 

不安要素を解消できるに越したことはない。

 

【目次】

 

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頭頂部の薄毛とは

頭頂部は髪の毛の生え際からてっぺんのつむじ辺りを指す。

おでこの毛が残っていると頭頂部の薄毛がカモフラージュされて薄毛の初期段階に気がつきにくいそうだ。

 

頭頂部が薄毛だと周辺に生えている毛のコシがなくなり1本1本細くなる。

つむじ以外に頭頂部全体が薄くなっている場合はかなり脱毛が進行しているらしい。

 

正常なつむじは毛流れ(右回り・左周り)の渦がはっきりしているが、頭頂部が薄いと毛流れの崩れがはじまる。バランスも悪くなるだろう。

 

なぜ頭頂部が薄くなってしまうか?

遺伝なのか、はたまた別の原因があるのだろうか。

続いて頭頂部の薄毛の原因について見ていこうと思う。

頭頂部の薄毛の原因

頭頂部の薄毛は「つむじハゲ」とも言われていて、AGA(男性型脱毛症)や生活習慣などが原因とされている。

頭頂部は遺伝が起因するものと、生活習慣に起因するものがあるらしい。

 

自分の場合は十中八九、遺伝だろう。

つまり、AGAである可能性が高い。

 

AGA(男性型脱毛症)

AGAは思春期以降に生え際・頭頂部のどちらか、または両方から薄毛が進行する症状だから、ほぼ確定だ。

男性ホルモンである「テストステロン」が酵素の一種「5αリダクターゼ」と結合することで「ジヒドロテストステロン(DHT)」が生成される。

このDHTが毛乳頭と結合すると脱毛因子「TGF-β」が増加して薄毛になる。

 

生活習慣に起因する薄毛

一方、生活習慣に起因するものは、頭皮や毛根の環境が悪くて髪の成長が鈍くなった結果ということらしい。

ストレス、喫煙、睡眠不足、運動不足、日焼けなど、普段の何気ない習慣が頭皮の状態を悪化させる。

こういう場合は治療だけでなく、生活習慣の見直しも必要だ。

 

頭頂部は側頭部・後頭部に比べて薄毛になりやすい

頭頂部には薄毛に関係するホルモンが前頭部と頭頂部に比べて多く存在している。

そのため薄毛になりやすい箇所と言われている。

 

また、頭頂部は血管の数が少なく血流が悪くなりやすい。

タバコや睡眠不足など生活習慣の影響がもろに出るということも薄毛になりやすい要因というわけだ。

 

頭頂部の薄毛はなかなか気付かないこともある

頭頂部は目の届きにくい場所だ。
額は毎日鏡を見ればいやでも気づくが、頭のてっぺんは意識を向けないと気にすることもない。

 

しかし、ふとした時に違和感を覚える。
「こんなに頭皮まで薄かったか…?」
気になって鏡を見ると、頭頂部が薄くなっていたという人も少なくないらしい。

 

また、毛の流れ方でも見え方は変わる。
毛の流れで地肌が見える人もいるらしく、判断がつきにくい人もいるようだ。

 

このような場合、専門医師に相談するのがベストだろう。

 

頭頂部の薄毛対策・対処法の種類

原因はわかったが、頭頂部の薄毛対処法はあるのか。

落ち武者スタイルを回避するためには重要である。

 

育毛剤・発毛剤を使う

育毛剤には毛の成長促進や抜け毛予防の成分が入ったものがある。

しかし、すでに抜けている場合は細胞が死んでいるため、高価がない。

 

発毛剤には発毛に効果がある成分「ミノキシジル」が入っているものもある。

育毛剤よりも強いため、20歳以上という年齢制限がある。

ただし、こちらも死んでしまった細胞にはあまり効果が期待できない。

 

どちらかというと、発毛剤や育毛剤は頭頂部の薄毛対処法というよりは予防法といった感じだ。

抜けてしまってからでは意味がない。

 

投薬治療を行う

AGA治療を行っている病院で処方される治療薬を服用することで行う治療である。

治療薬は内服薬の「プロペシア」や「ザガーロ」が多い。

 

プロペシアは副作用が起こりにくく、成人男性であれば体調に問題がなければたいていの人が服用することができる。

副作用が起こりにくいといっても、人によっては「男性機能の低下」や「肝機能の異常・障害」といった副作用が出る人もいるらしい。

 

ザガーロにいたっては「プロペシア」よりも効果が強く出る薬で、副作用も出やすい。

副作用は「男性機能の低下」や「前立腺がんの発症」などがある。

 

他にも「アボルブ」という内服薬を服用する場合もある。

アボルブはもともと前立腺肥大症の治療薬として使われていた。

こちらも「肝機能障害」や「黄疸」といった副作用がある。

 

つまり、投薬治療も少ないとはいえ副作用というリスクが伴うのだ。

 

植毛を行う

植毛は以前も記事で書いたが、人工毛植毛と自毛植毛の2パターンに分かれる。

 

人工毛植毛は年に数回のメンテナンスを行い、その度にさらに植毛しなければならないためコストパフォーマンスが悪い。

一方、自毛植毛は自分の毛髪を抜けた部分に移植する方法である。

自毛植毛の方が割高に思えるが、一度植毛の手術を受ければ後々メンテナンスをする必要もなく、人工毛植毛よりもコストパフォーマンスは良い。

 

詳しくはこちらを読んでほしい。

fusafusa-head.hatenablog.com

 

頭頂部の植毛は難しいのか

前頭部だけでなく、頭頂部も薄くなってきたとなれば誰しも気になって仕方のないものだ。

最終的に植毛を選ぶ人も少なくないだろう。

しかし、頭頂部の植毛については難しいとも言われている。

その理由をはなんなのだろうか。

 

頭皮を隠すことが難しい

まず、前頭部であれば気になる部分の毛が伸びてくればそれで頭皮を隠すことができ、薄毛を目立たなくさせることが可能だ。

他の部分から寄せて頭皮を隠すこともできる。

 

一方、頭頂部は寄せて隠すということが難しい。

そのため、前頭部よりも多くの毛包を移植する必要があるのだ。

 

相当の技術が求められる

頭頂部へは大量の毛包を一度に移植しなければならず、これには高い技術力が必要だ。

ゆっくりやっていたら細胞が死んでしまって、けして安くない金額を払うのに「失敗してしまった」ということになりかねない。

 

つまり、経験豊富な医師に自毛植毛の移植手術を行ってもらう必要がある。

 

つむじ周りは流れを意識しなければならない

前頭部に比べて、頭頂部は複雑な毛の生え方をしている。

その理由はつむじだ。

つむじから放射線状に毛の流れを再現するには、やはり医師の手腕がものを言う。

 

仮にうまくつむじをつくれなかった場合、移植した毛髪にボリュームがでなかったり、変な癖のある毛になってしまったりするらしい。

それでは元も子もないという話だ。

 

頭頂部の植毛は値段が高いのか

先ほど、頭頂部の植毛は相当の技術が求められると説明したが、そのぶん値段も高くなるのだろうか。

 

結論から言うと、値段は変わらないようだ。

 

他の箇所と同じような値段でできるは嬉しい。

とはいえ高度な技術が求められる箇所なので値段が高くないとはいえ安心できるクリニックを選びたいものだ。

頭頂部の薄毛対策・対処法として自毛植毛は効果的なのか

頭頂部の自毛植毛は生着率が低いため、前頭部より難易度は上がる。

 

前頭部も頭頂部も気になる身としては、全部やってくれる方がありがたいのだが。

 

植毛を行っているクリニックでも頭頂部への植毛は断るクリニックが多いらしいが、どちらもやってくれるクリニックもあるっぽいのでカウンセリングのときに聞いてみると良さそうだ。